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第29回鉄道模型ショウ2007レポート

KATO(カトー、関水金属) - Page 2

 今回の目玉商品は、車両でも線路でもDCCでもない別のものだったのかもしれない。

DD51形ディーゼル機関車

DD51-842 DD51-842

 DD51形ディーゼル機関車のうち、842号機はお召し指定がされており、お召し列車と連結した状態で展示されていた。

DD51-800 DD51-800

 こちらはDD51形ディーゼル機関車のうち、一般の800番台である。

新しい駅舎とホーム

近郊形橋上駅舎 近郊形橋上駅舎

 ニュータイプの橋上駅舎がお目見えした。都市近郊にある駅をイメージしたもののようで、ここ数年以内に建て替えもしくは新築された駅にありそうなデザインとなった。写真の例は、島式ホームを2面設置した4線の駅である。

近郊形橋上駅舎 近郊形橋上駅舎

 鉄骨の表現や壁面の表現などがとてもリアルである。最近の駅にありがちな建築技法や資材が表現されている。広告看板や天井からぶら下がっているケーブル類などのアクセサリーの表現も豊富だ。こちらの写真では対向式ホームと組み合わせた例である。

近郊形橋上駅舎・拡張セット 近郊形橋上駅舎・拡張セット

 こちらは拡張部分で、基本の橋上駅舎にこれを繋げることでホームの数を増やす事ができる。階段にはエスカレーターが表現されるだけでなく、エレベーターも設置されている。エレベーター部分を良く見ると、緊急列車停止ボタンの表現まである。

ホーム ホーム

 ホーム床面はタイル敷きを表現して明るい雰囲気となっている。ホームそのものの幅は従来どおりであるが、屋根が大きく、そして高くなった。屋根には架線柱が内蔵されており、電化区間の駅であることをうかがわせる。天井からは列車停止位置目標、ホーム監視カメラ、車掌用ホーム監視モニター、レピーター(※)、LEDの発車案内などがぶら下がっている。この際に、ぜひ普段利用する駅でホームの天井からぶらさがっている設備を観察してみるとよさそう。

※ここで言うレピーターとは、先の信号が黄色や青になったことなどを車掌やホーム係員に知らせるための設備である。

ホーム ホーム

 ハシゴや柵の表現も細かい。黄色い点字ブロックは、従来品ではシールを細長く切って貼り付ける方式であったが、この製品では別パーツとなった。ホーム上には最近のデザインの喫煙所、待合室、キオスク、コンビニ(ニューデイズかと思ったらエブリデイだった)が備え付けられている。展示品には無かったが、連絡地下道がある駅や高架駅などで使える下のフロアからホームへ上がるためのエレベーターを表現するパーツも含まれるそうだ。これらのパーツはお好みで設置することになる。

近郊形橋上駅舎 近郊形橋上駅舎

 とにかくぱっと見た瞬間の立派さは驚くばかりで、同社従来品どころか他社の駅舎やホームがとても質素に見えてしまうほど、新駅舎の存在感は絶大である。これを機会に他社線路からユニトラックへ乗り換えても良いかもしれないと思ってしまった。まさに、KATOブース内で最も注目が集まっていたのはこの駅の展示であったことは言うまでも無い。

大レイアウト

大レイアウト 大レイアウト

 会場中央に設置されたKATOの大レイアウトの一角。こちらの本線上はDCC化されており、複数の列車が同時に運行されている。

順路

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