しらこばと車輌工場

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ジオラマレールで何かやろう

PART-1 試しに直線レールを1枚買ってみた。
〜基本的な製品観察〜

2003年 7月 6日作成

■ 製品観察

全景

 今回、この思いつき企画として購入したのは、450mm直線レールである。見ての通り、線路の長さは約450mmある。板の片側に線路が寄せられていて、片側から7mmの位置から道床(25mm幅)が、線路の反対側には幅117mm余りのレイアウトスペースが空いているが、その内線路側15mmは道床と同じバラスト模様がモールドされている上に、架線柱や柵を立てるための穴が開けてある。実質、モジュールレイアウトとしてストラクチャーを配置できるスペースは、およそ450mm×100mm=45000mm2となるわけだ。

細部拡大

 特徴ある部分をピックアップして見てみよう。KATO製のユニトラックに限りなく似た道床であることがわかる。友人から聞いたMicroAceの社員の談話によると、「これはオリジナルのレールです」とのこと。しかし、黒い枕木、幅の広い道床はユニトラックそのもののような気がしてならないのだが。そして、右の写真を見ての通り、この道床は板と一体成型されており、取り外すことはできない。

こんな感じ

 左の写真はTOMIX製のレールを並べてみた様子。ジョイントの形状が異なるため、接続はできない。ジョイントを交換すれば、KATO製ユニトラックとの接続は可能らしい(うちにはユニトラックがないので確認が取れない)。仮にこのレイアウトスペースにレールを増設、固定する場合にはKATO製のユニトラックを並べたほうが良さそうだ。右の写真は、製作中の秩父鉄道1000系を仮に載せてみた様子。450mmとはだいたい20m級の車輌3両分に相当する長さで、それでも若干の余裕がある。

■ 現状と今後の予定(2003年7月6日現在)

 私個人としては、いわゆる「お立ち台」(古い表現だなぁ…)の役目を果たす撮影用モジュールを作ってみようと画策中である。いかんせん、狭い部屋の中でレイアウトを作るなんぞスペース的に無理な話である。だったら、一つくらい小さなモジュールレイアウトを持っていても良いではないか。殺風景な背景の前で、完成したキット組み立て品の車輌を撮影しても寂しいだけなので、せっかくならシーナリーなりストラクチャーが背景にあったほうが良い。

 そんなわけで、新車や改造車がマスコミにお披露目されるような電車区、検車区の雰囲気を持ったモジュールを作成してみる勢いで、計画を練っているところである。何を作るにも、まずは実物の取材が大切。電車から見える景色でも良いので、自分の頭に思い描いた景色に合うものを一度は良く見ておきたい。

 ちなみに、量販店の店頭からは、外回りセットや内回りといったセット(TOMIXで言うところのベーシックセット、KATOで言うところのパスポート)と、単品の鉄橋レール、池付き直線レール、カーブレールなどが売れ残っているにもかかわらず、私が購入した直線レールに限っては売りきれている店舗がちらほら見受けられる。もしかして、私と同じようなことを考えている人が多いと予想して間違いはないのではないだろうか。

■ お品書き

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