今回、この思いつき企画として購入したのは、450mm直線レールである。見ての通り、線路の長さは約450mmある。板の片側に線路が寄せられていて、片側から7mmの位置から道床(25mm幅)が、線路の反対側には幅117mm余りのレイアウトスペースが空いているが、その内線路側15mmは道床と同じバラスト模様がモールドされている上に、架線柱や柵を立てるための穴が開けてある。実質、モジュールレイアウトとしてストラクチャーを配置できるスペースは、およそ450mm×100mm=45000mm2となるわけだ。
特徴ある部分をピックアップして見てみよう。KATO製のユニトラックに限りなく似た道床であることがわかる。友人から聞いたMicroAceの社員の談話によると、「これはオリジナルのレールです」とのこと。しかし、黒い枕木、幅の広い道床はユニトラックそのもののような気がしてならないのだが。そして、右の写真を見ての通り、この道床は板と一体成型されており、取り外すことはできない。
左の写真はTOMIX製のレールを並べてみた様子。ジョイントの形状が異なるため、接続はできない。ジョイントを交換すれば、KATO製ユニトラックとの接続は可能らしい(うちにはユニトラックがないので確認が取れない)。仮にこのレイアウトスペースにレールを増設、固定する場合にはKATO製のユニトラックを並べたほうが良さそうだ。右の写真は、製作中の秩父鉄道1000系を仮に載せてみた様子。450mmとはだいたい20m級の車輌3両分に相当する長さで、それでも若干の余裕がある。