■ 車体デザイン
約20年ぶりに西部警察がまた制作されると仮定した上で、今風の城西交通バスをデザインしてみることにした。近年、大都市圏のバス事業者はノンステップバスやワンステップバスを導入し、障害を持った方やお年寄りの方にも利用しやすいバスを目指している。城西交通バスも、東京の"城西地区"を管轄としているわけなので、当然これらの低床バスを導入していることだろう。そのことを踏まえて、このような城西交通バス現代版を描いてみた。
ご覧のイラストは、富士重工のボデー('97-'98くらい)をモデルとし、西部警察PART-IIIで登場する塗装にアレンジしてみたものである。ついでにワンステップバスという設定である。側面のイラストを描くのが一番楽なのでこういう絵にしてみた。
都内を走るバスを見てみると、東急バス、小田急バス、西武バス、京成バスなどは今もって当時と変わらぬ姿である。しかし、20年も経てばイメージチェンジとしてバスの塗装デザインは変更されているかもしれない。西部警察が放送されていた頃の塗装と、現在の塗装は異なるバス事業者がいくつか見られる。都営バスは、クリーム地に青帯であったのが、PART-IIIになるころには、現在お馴染みの黄緑系の塗装に変更が始まっている。京王バス、東武バスも当時と現在の塗装は大きく違っている。
ここでは、当時の西部警察のイメージを尊重し、城西交通バスの塗装は今もって変更されないという想定にすることにした。少々古めかしいという感じもするが、今流行りの固定式の大きな窓、ワンステップやノンステップなどの低床タイプにすることで、現在でも都内を走っていても違和感のない姿になる(これは自画自賛です)。アイドリングストップ機能もついているであろう。
あくまでも、現代風味にしてみただけである。西部警察の中では、1980年前後の年式、もしくはそれから数年前の年式のバスを撮影に使っていたはずである。
■ 現代版でペーパークラフト!
あなたの卓上に城西交通が甦ります!!……ということで、ここに、熊澤祐紀さん製作のペーパークラフトを紹介させていただきます。ご協力ありがとうございます。熊澤さんのWebサイトでは、バスのペーパークラフトのデザイン・展示をされており、ほかにも日本全国さまざまなバス事業者のペーパークラフトがあります。
最近では、大手バス事業者に限らず、ミニカーやペーパークラフトを販売したり公開したりする事業者が増えている。城西交通でも小規模ながらきっと、こんな企画をやってくれることだろう。
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■ 広報はもちろん情報技術革命!
そうそう、もはや、21世紀の日本では、IT革命が進み、会社の広報にはインターネットは必要不可欠である。そんなわけで、「城西交通株式会社」のウェブページを模擬で作ってみた。コンテンツ表題は、ニュース、路線図、時刻表、会社案内の4つとしている。現代のバス事業者のウェブではよくあるコンテンツと思われる。とりあえず、トップページのみで、詳しい内容については作ってはいない。もちろん、フィクションである。
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