万年所轄、毎日毎日捜査には口を挟む程度しかしていない係長。
かなりおっちょこちょいのようだ。
オープニングの映像をみてわかるとおり。
れい子ちゃんに熱いお茶を出されたり。
花瓶を倒したり、胃が痛くなったり。
大門軍団の中ではかなりの異色である。
捜査に失敗があると、決まって説教。
「君達はなにをやっているのかね!」
「大門君、どうするんだ!」
「ああ、私の責任問題になってしまう〜っ!」
こういった台詞をよく耳にする。
「そんなに説教ばかりしてないで、自分だって現場に出たら?」
心に思っても決して口にはしない大門軍団。
係長も実は現場に出たいみたい。
こんな係長でも、自分が携わった事件のときは
やはり現場に出るのであった。
一応情報屋もいる。情報屋のトメという男だけど、アル中らしい。
PART-IIで登場したトラキチという情報屋は焼き鳥屋を経営。
やっぱり捜査課の係長の席に座って説教だけしていたほうがいいみたい。
現場に出られると、大門軍団の仕事が増えてしまう。
それは、係長の尾行である。
ちなみに係長は酒には弱い。
だけどPART-IIではだいぶ強くなったようだ。
木暮課長のブランデーが危ない?!
二宮係長も勇退勧告を受ける年になってしまった。
ドジ刑事だけど。最後に自分のかかわった事件を解決して退職する。
“二宮武士退職、階級昇格・警視に(「官報」)”
刑事退職後は「二宮給食K.K.」の社長となる。
なぜ二宮係長はあんなに説教が多いのか。
それは大門軍団たちに自分のようなダメ刑事になってほしくないからだろう。
二宮係長は責任を重く感じているみたいだ。
軍団に立派な刑事になってもらうべく、
今日もうるさい説教は続く……。