西部警察研究
 

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東京今昔物語。

 西部警察が放送されていた1979〜1984年頃といえば、今から20年以上も昔の話です。実は、このホームページ製作者本人もこのころ生まれました。10年一昔といいますが、ふた昔前の東京と、現在の東京を比べてみるのも面白いかもしれませんね。左側に昔、右側に現在の様子を記しますが、時の流れを感じますねぇ。

■ 昔は公営、今は民営

日本国有鉄道 JR
電信電話公社 NTT
国際電話公社 KDD→KDDI
日本専売公社 JT 日本たばこ産業

 国が経営をしていた業種がどんどん民営化されていきました。国鉄はJR(旅客6社・貨物1社)へ分割、電電公社はNTT(地域会社2社、長距離2社)など細かいものになっています。

■ 当時の電車は今と違います。

山手線
103系電車
(うぐいす)
10両編成
山手線
205系電車
(銀色・うぐいす帯)
11両編成
山手線
E231系電車
(銀色・うぐいす帯)
11両編成
東急線
7200系、7000系、8000系など
東急線
9000系、1000系、2000系、3000系、新5000系など

 20年も経つといろいろな電車が置き換わっていますね。例え老朽化しないといわれるステンレス車であってもいいかげんに廃車されたり地方私鉄に譲渡されたりしてしまいますからねぇ。

■ 電話で通報する時は…。

黄色
ダイヤル式
硬貨のみ
グレー(ISDN)
プッシュホン
カードも硬貨も使用可
携帯電話
公衆電話減少!!

 昔の公衆電話というと、黄色、青色、赤色といろいろありましたね。それが現在では灰色のISDN公衆電話や、緑色のカード対応公衆電話に変わり、最近ではICテレホンカード対応のタイプもあります(撤去が決まったようですが…)。さらに、急速に普及した携帯電話での通報も多くなりましたね。採算の合わない公衆電話は撤去され、携帯電話を持っていない人にとっては不便な世の中にもなってきたのです。

■ 機械化されました!

改札係 自動改札

 東京で電車に乗るとなると、駅員さんに改札鋏でキップを切ってもらったのが当たり前でしたが、次々と自動改札にとってかわられていきましたね。イオカードやパスネットなどなど、切符を買わずに改札を通れるようなカードが20世紀末には登場。そして今ではSuicaに代表されるIC方式の新世代の乗車券も登場。今となっては改札鋏の音も懐かしいですね。

■ 通貨に違いが!

10,000円札 聖徳太子 福澤諭吉 福澤諭吉
5,000円札 聖徳太子 新渡戸稲造 樋口一葉
2,000円札 - - 守礼門&紫式部
1,000円札 伊藤博文 夏目漱石 野口英世
500円札 岩倉具視 (500円硬貨) (新500円硬貨)

 西部警察旧シリーズの頃は、聖徳太子時代(国立印刷局が言ういわゆるC券)です。その後、西部警察旧シリーズのPART-IIIが終わる1984年にD券の発行で福澤諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石と変更。さらに2000年には二千円札が仲間に加わり、紫式部がお札の新メンバーとなりました。2004年にE券の発行と流通が開始され、新しい福澤諭吉、樋口一葉、野口英世が登場となりました。また、かつては500円硬貨が存在せず、500円札(岩倉具視)が発行されていたことも。

 ちなみに、ドラマの中では、「造幣省」という架空の省庁が登場していましたが…当時の現実世界にあるのは大蔵省ですね。その後、省庁再編で2001年1月に大蔵省は財務省へと名前が変わり、2003年4月には財務省造幣局は独立行政法人造幣局に、財務省印刷局は独立行政法人国立印刷局に変わったのです。

■ 航空会社も・・。

TDA東亜国内航空 JAS日本エアシステム

JAS日本航空システム

 西部警察の再放送を見るまで、私はJASがかつてはTDAだったことを知りませんでした。20世紀末、JAL日本航空、ANA全日本空輸、JAS日本エアシステムのほかにも規制緩和によりスカイマークエアラインズや、AIR-DOなど新規参入組も加わり、日本の空はバラエティー豊かになっていきました。ところが、航空会社の再編の時期が訪れ、JAL日本航空とJAS日本エアシステムが経営統合され、JAL日本航空システムとなった後に現在のJAL日本航空となったのでした。西部警察SPECIAL(宮崎ロケ)では、JASカラーとJALカラーの旅客機が映りましたが、それは経営統合後の姿なのです。

 他にも、瀬戸大橋や青函トンネルができたなど色々ありますが、なにかお気づきの点があれば、メールでお知らせ下さい。