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日本国有鉄道103系・山手線(品川電車区17番編成)

トミックス 品番:2361 クハ103(ウグイス)他、単品寄せ集め

 TOMIX製品の103系で組成した山手線の編成。先頭車のナンバーから仮に品川電車区17番編成とする。

クハ103-791
▲ クハ103-791を先頭に。

路線情報

 山手線は言わずと知れた東京の環状線である。正式な路線名は、品川〜渋谷〜新宿〜池袋〜田端間が山手線、田端〜東京間は東北本線、東京〜品川間は東海道本線となっている。世間一般ではこれを通しで環状運転する系統の電車のことを山手線と呼ぶ。環状運転を行うため、上り・下りとは呼ばずに内回り・外回りと呼んだりするのも特徴の一つであるが、一部の列車は池袋や大崎などの駅が終点となる。

 ルーツは1885年に当時の日本鉄道品川線・赤羽〜品川間に始まり、その後延伸を幾度と繰り返している。1919年頃には中央線に乗り入れて「の」の字運転が行われたこともあった。今のような環状運転が実施されるようになったのは1925年である。もともとは山手線は東北本線の支線のような関係だったようだが、1972年に系統の整理が行われて東海道本線の支線という間柄になったようである。その際に池袋〜赤羽間は赤羽線として分離されている。

 使用される電車は小型の旧型国電に始まり、カナリヤ色の101系、ウグイス色の103系、ウグイス帯の205系を経て、現在はE231系500番台となっている。

 殆どの駅で他の路線と乗り換えができ、主要駅だけを結んでいることから当然のごとく終日混雑している。そのため、京浜東北線や山手貨物線(埼京線・湘南新宿ライン)など並行する線路の電車が混雑緩和の役目を果たしている。今のところ上野〜東京間が最大の混雑区間となっているが、東北本線・常磐線と東海道線を結ぶ計画があり、これが実現した暁には混雑は緩和されることであろう。また、2010年には品川〜田町間に新駅が開業する予定である。

実車情報

 103系は1963年にデビューした国鉄の通勤型電車で、101系の後継にあたる。最盛期には3000両以上もの大所帯となっていたが、現在では新型車の登場に伴って数を減らしている。

 山手線は103系が最初に投入された路線である。1963年当初は低運転台の103系が投入された。1968年に10両編成に増強、1970年に冷房車が登場と幾度かの節目を辿り、1974年以降に製造された先頭車からは踏切事故対策を踏まえて高運転台となった上に自動列車制御装置(ATC)を装備する運びとなった。1988年に103系が山手線から全車撤退するまでの間は山手線では103系高運転台ATC車が主役であった。なお、山手線でのATCの使用開始は1981年からである。

 1985年に205系が登場し、先述したとおり1988年には山手線から撤退を余儀なくされると、他方面の路線に転属となった。埼京線や横浜線にはウグイス色の103系が当然のように走っていたが、塗装変更で総武緩行線などの路線にも当然のごとく転属していったのは周知の事実である。山手線は103系が一番最初に登場し、一番最初に姿を消した路線となった。

模型概要

 今回は、TOMIX製品の103系を単品を中心として揃えた。というのも、買い始めた当初は単品販売のみだったからである。その後、単品での生産が中止され、基本4両セット、増結2両セット、サハ103単品という販売形態になったため、中途半端な両数で所有していた筆者にとっては必要な中間車を揃えるのに苦労するようになる。

全体像
▲ 全景。運転会にて。

 筆者所有の当該10両編成の内訳は次表の通りとなる。

品番 品名 両数 備考
2361 クハ103(ウグイス) 2 旧製品。窓ガラスが黒っぽい。
2362 モハ102(ウグイス)M付き 1 旧製品。窓ガラスが黒っぽい。
2363 モハ102(ウグイス) 1 実は2362を購入して下回りを他色のモハ102とトレード。
2364 モハ103(ウグイス) 2 旧製品。窓ガラスが黒っぽい。
2365 サハ103(ウグイス) 1 旧製品。窓ガラスが黒っぽい。
2964 サハ103(ウグイス) 1 現行製品。
92092 103系通勤電車ウグイス増結セット 2 現行製品。モハ103+モハ102

 製品に印字されているナンバーとまるまる同じ編成は実在しないと思われるので、先頭車のクハ103-791を頼りにして編成を調べると、1981年の東京南鉄道管理局品川電車区(南シナ)にはクハ103-791を先頭とする編成は17番だったことが判明したため、とりあえずこのページではこの編成を仮に品川電車区17番編成とする。当時の国鉄は検査をユニット単位で行っていたため、頻繁に編成をバラバラにしていたし、冷房化の推進で冷房車と非冷房車の混在もあったので、その辺はやむを得ない。ちなみに、実物のクハ103-791の末期は中原電車区に属し24番編成となり南武線で生涯を終えている。

 いずれにせよ、JRマークを付けずあえて国鉄時代の編成として残すこととした。JRマークを付けると、山手線の103系としてはもう末期であるし、埼京線として設定するほうが自然なような気がしてくるためだ。

編成図

 とてもプレーンな貫通10両編成である。旧製品はナンバーはダブり、現行製品はインレタ式となったためナンバーが印字されていないなど、適当なことになっているが、これはそのうち整備したい。

             
クハ103-791 モハ102-876 モハ103-720 サハ103-479 モハ102-876 モハ103-720 サハ103 モハ102 モハ103 クハ103-791
○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ●● ●● ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○
←外回り先頭 内回り先頭→

近況報告

 車両が10両分揃ってからは長らく運転していなかったが、運転会「第5回ジェイアール船岡運転所総会」にて初走行となった。見学に来た子供たちは無反応で、山手線に103系が走っていたことを知らない世代であることや山手線に馴染みの無い地域ということもあって、アレだのソレだの八高線だの呼ばれる始末であった。

 10両のうち動力車が1両であり、しかもその動力車はウエイトが減って室内灯装備可能となった後の製品であることもあってか、大変足が遅いことが判明した。よって、退避を何度も行う必要性が出てしまった。また205系かE231系のリクエストが出たこともあって、結果的に何周か周回したのちすぐにヤードに入区をせざるを得ない状況となった。

総評

歴代山手線
▲ 歴代山手線+α。

 息の長い製品の一つだが、その間に販売形態の変更があり、長期にわたって集めるといろいろと弊害が生じたことは否めない。セット販売が主流となるのは近年の傾向として当たり前であるが、消費者の立場から見ると、単品でも発売して欲しい気もするが、セット販売が中心となっても仕方が無いのかもしれない。

 TOMIX製品はモハ103の妻面に配管の表現が成されていないことなど、細かいところを見れば気になってしまう箇所もあるが、気にしないこととする。現行品はボディマウント式TNカプラーに対応しているが、筆者が所有する同編成のうち数両は旧製品であるため、ボディマウント式TNカプラーを装着するための欠き取り穴が無い。TNカプラーへ交換するとすれば密連形TNカプラー(Sカプラー対応)になるであろう。価格から考えてもそのほうが自然だ。

 10両全車に白色室内灯を装備させたいが、動力車1両で大変足が遅い編成となっている。今のところ、試験的に中間車2両のみ室内灯を入れているが、仮に10両編成全車に室内灯を装備すると、編成全体の重量が増して動力車1両だけでは空転して走行不能に陥るという問題が予想されるため、動力車にウエイトをさらに積み込むか、動力車を2両にするかのいずれかの策が必要と見られる。

参考資料・文献・URI等

このページを執筆するにあたり、下記の資料を参考にした。

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