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第11回

伊藤俊人さん - 追悼コラム

2002.05.26.作成
プロフィール

伊藤俊人(いとうとしひと)、俳優。
1962年2月16日生まれ、新潟県出身。
2002年5月24日没(享年40歳)。

メディア情報
【これまでに出演したドラマ・映画等】
  • 『ショムニ』(CX)
  • 『ニュースの女』(CX)
  • 『警部補 古畑任三郎』(CX)
  • 『お水の花道』(CX)
  • 『GTO』(東映)
  • 関連リンク
    【オフィシャルサイト】
  • 太田プロダクション公式ホームページ
  • 【ファンサイト】
  • 非公認 伊藤俊人さんファンページ
  • ここがポイント!

     「名脇役」という言葉がとても似合っている伊藤俊人さんが亡くなられた。なんと40歳という若さである。とても残念でならない。
     私個人としては、『ショムニ』での野々村人事課長役がとても記憶に残っている。「あ〜、こういうなんかドラえもんで言うところのスネオみたいなの絶対いるだろうなぁ」、という見ていて「こういうやつは絶対いる!」という認識を改めて感じさせるキャラクターを演じていた。それでもって、憎めないヤツ、という印象も強い。『ショムニ』に限らず、『踊る大捜査線』『お水の花道』『古畑任三郎』など、人気ドラマに多数出演されていた。脇役にも関わらずのキャラクターの濃さは、ドラマや映画になくてはならない存在といえる。
     劇団東京サンシャインボーイズに所属していたこともあって、三谷幸喜さんとのつながりはずいぶん長いものである。伊藤さんは喜劇ならなおさら必要な人材といえるだろう。
     三谷作品以外のドラマなどにも幅広く出演されており、劇中に伊藤さんを見かけると、とても気になったものである。「お、伊藤俊人さんだ。今日は何の役だろう?」なんていう感じで拝見していた。たとえ役が悪役であっても、良い味を出している人だなと感じられた。先述したとおり、なんとなく憎めないキャラクターだからである。バラエティー番組だと、『踊るさんま御殿』に出演されていたことも記憶にあたらしい。
     今後、『ショムニファイナル』が制作される予定とのことで、伊藤さんはもちろん満帆商事の人事部に登場するはずだっただろう。これからのドラマ作品、映画作品、そして舞台で、伊藤さんの姿を見ることができないのがとても残念である。冥福を祈りたい。

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