しらこばと車輌工場

Google

トラフィックゲート


☆東急百貨店産地直送便☆
新鮮さを産地・工場より直接お届け。

 


誕生日に人気シェフの味を
今売れ筋ケーキはコレだ!

 


【宿ぷらざ】レジャー風呂特集!

 


手軽に書籍をダウンロード
小説から漫画・写真集まで
電子書籍ならパピレス!

 


TSUTAYA DISCAS
ネットDVDレンタル!
DVDが借り放題!

 


ポイント・カフェ

トップREADYMADE  > JR東日本205系5000番台・武蔵野線(E6編成)

JR東日本 205系5000番台 武蔵野線
千葉支社・京葉車両センター(千ケヨ)所属E6番編成

カトー 品番:10-223 205系5000番台武蔵野線色8両セット

 KATOから発売された205系シリーズのひとつである。2004年に通常品として発売された。

路線紹介

 南武線・府中本町駅を起点とし、埼玉県南部主要都市内を横断、千葉県内に突入し総武線・西船橋に至る営業キロが71.8kmの外郭環状路線。1973(昭和48)年に開通し、当時の国鉄の最新技術を結集して建設された路線である。「山手線に貨物列車を走らせない」ことを目的として貨物線として計画された。沿線住民からの要望もあり、101系1000番台(武蔵野線特別仕様車)による旅客列車を運行することになった。首都圏北部へ伸びる主要幹線との乗換駅が多数存在していることから沿線はベッドタウン化が進んでいる。年々旅客輸送量も増加の一途を辿り、現在では立派な通勤路線に成長した。「山手線に乗らずに通勤できる」という利点が生かされ、首都圏の貨物と人の流れを変えたことは評価に値するであろう。物流の変化で貨物列車が減ったといわれる現在でも、相変わらず旅客列車と貨物列車は交互に走っているのが特徴である。

 京葉線開通後は西船橋から東京方面および海浜幕張方面へ乗り入れを行っており、幕張メッセ、ららぽーと、東京ディズニーリゾートなどへのアクセスも充実している。また、武蔵野線沿線にはなぜか公営ギャンブル施設が多数存在していることでも有名である。そんなわけで、休日は様々な夢を抱いた乗客で賑わっており、「むさしのドリーム」は大げさなネーミングではなさそうだ。

実物車輌情報

 武蔵野線では、205系が主力車輌として運用されている。基本的には千葉支社京葉車両センター(千ケヨ)に所属している編成がこれに充当されている。武蔵野線で運用されている205系のうちの大半は、2002年頃からE231系等の新車投入に伴い余剰となった山手線や中央・総武緩行線の205系が転属してきたもので、103系の置き換えを目的としている。これら転属組の電動車(モハ:M)は制御装置をVVVFインバータ制御方式(以下、VVVFと省略)に交換した5000番台となっている。このような改造が行われた理由は、他の路線で電動車(モハ:M)を使うため付随車(サハ:T)を含んだ4M4Tの8両編成として組成し、しかも従来車の6M2T以上の性能を確保せざるを得なかったためだ。205系5000番台とは、このようにして走行機器の交換が行われた電動車(モハ205、モハ204)を指す形式区分である。先頭車の正面は従来からのデザインのままとなっている。外装は帯色変更(オレンジ、ホワイト、ブラウンの3色)、方向幕交換など、内装はシートの交換やシート端部にアクリル板が設置された程度の改装しか行われていない。すなわち、モハは下回りの大改造が行われたのに対して、クハとサハはほとんど無改造であると認識して良い。

 E6番編成は、5000番台に改造された編成のひとつで103系のE6編成の置き換え用として投入された。元は山手電車区・山手線で使用されていたヤテ44編成であるため、客用ドアの窓が小さいこと、先頭車正面下にはスカート(障排器)が設置されていること、路線名表示幕が無いことなどが特徴である。武蔵野線への転属に際しては先述の通りVVVF化などの改造メニューほか、ATC(自動列車制御装置)の撤去が行われている。京葉車両センターへ移管後は、編成番号がM3に変更されている。

 内装や外見は少々くたびれている感が否めない転属車であるが、VVVF化されたことによって加速度の上昇と騒音の減少が実現されており、実質的には旅客サービスの向上やスピードアップに貢献することは必至とみられる。

※ 京葉電車区は2004年4月に京葉車両センターへ組織・名称を変更した。

※ 武蔵野線の車両は2004年3月まで八王子支社豊田電車区(八トタ)所属だった。

模型について

 KATOから2004年に8両セット、定価17,115円で発売された。すっかりお馴染みとなった8両用ブックケースに収められている。従来車と合わせて武蔵野線コレクションの一つとして位置づけられる。実車に併せて細部に仕様変更が行われている。

 カプラーは当初からKATOカプラーN・Bタイプの密連形が装備されている。ラインカラーは先述したとおり、オレンジ、ホワイト、ブラウンの3色で、ブラウンとホワイトは極めて細い帯で、従来品と同じく塗り分けは綺麗に施されている。また、先頭車(クハ205・クハ204)の信号炎管と列車無線アンテナ、モハ205の避雷器がそれぞれ別パーツとなっていて購入者が各自取り付けるという点は今までどおりである。肝心のVVVF化改造が行われたモハ205の床下には新規パーツが設定され、実車どおりのVVVF装置が再現されている。

 所属表記は「千ケヨ」で、千葉支社京葉車両センターを示す。E6編成は八王子支社豊田電車区(八トタ)に投入されたが、まもなく2004年3月に武蔵野線用の編成が千葉支社京葉電車区(千ケヨ)に移管されたため、八トタと表記されていたのは短い間であった。

 付属シールは、運行番号・行き先方向幕・路線名幕一体シール、優先席ステッカー、側面方向幕、号車番号札が収録されている。室内灯を入れれば行き先方向幕は光るように透明パーツが使われているが、運行番号と路線名幕の部分は透明パーツではないため光ることはないようだ。

 弱冷房車表示のステッカーはサハ205-87のドア上に印刷済みである。しかし、八トタから千ケヨに移管されてすぐの頃まではドア上に弱冷房車ステッカーが貼られていた状態であったが、千葉支社ではドアの右脇に弱冷房車ステッカーを貼る慣習があり、当該編成もまもなく貼り替えが行われた。KATOがせっかく弱冷房車ステッカーを印刷済みにしたのだが、製品は千ケヨに移管されてすぐの短い期間の姿となってしまった。

 モーターは3号車(モハ204-5005)に搭載されている。編成全体では若干西船橋寄りとなってしまったが、中央の中間車はサハなので仕方が無い。

編成図

 連結すると、下記のような8両編成になる。

クハ205-44 クハ205-44 モハ205-5005 モハ205-5005 モハ204-5005 モハ204-5005 サハ205-87 サハ205-87 サハ205-88 サハ205-88 モハ205-5006 モハ205-5006 モハ204-5006 モハ204-5006 クハ204-44 クハ204-44
クハ205-44 クハ205-44 モハ205-5005 モハ205-5005 モハ204-5005 モハ204-5005 サハ205-87 サハ205-87 サハ205-88 サハ205-88 モハ205-5006 モハ205-5006 モハ204-5006 モハ204-5006 クハ204-44 クハ204-44
クハ
205-44
(Tc)
モハ
205-5005
(M)
モハ
204-5005
(M)
動力車
サハ
205-87
(T)
サハ
205-88
(T)
モハ
205-5006
(M)
モハ
204-5006
(M)
クハ
204-44
(Tc)
← 東京・海浜幕張・西船橋 東所沢・府中本町 →

製品画像

 製品の画像を、ピックアップしてご紹介。

クハ205-44を前面から

先頭から

 一般的な205系の先頭車である。国鉄末期のデザインであるが、登場当時は201系に続いて大きな窓と窓周りを黒く塗るというデザインが流行していた。
 行き先方向幕などの上部の表示シールは一体型となっている上に編成番号札も再現されている。当該車は元山手線用であるため、路線名表示幕は付いていないため、「武蔵野線」という表示は無い。JRマークは印刷済みである。
クハ205-146を側面から

先頭車の側面

 205系は増備途中から客用ドアの窓が大きいものに変更されたが、当該編成は山手線用の初期車であるため、その窓は小さい。
 屋根上の無線アンテナは山手線で使用されていたATCタイプであるため細く尖ったものになっている。床下の障排器(スカート)は山手線時代に取り付けられている。
 先述した通り、JRマークは印刷済みで、側面は黒のJRマークになる。
モハ205-5005の拡大

所属表記など

 「千ケヨ」は今後の武蔵野線の定番。
クハ205-44

表示類

 側面方向幕、号車番号札、優先席ステッカーのシールも細かい。方向幕のフォントは若干実物とは異なるようだが、さほど気にするほどでもなさそう。今回の製品からは優先席ステッカーに優先席付近での携帯電話使用に関する記述も加えられている。
モハ205-5005

床下機器

 写真中央にある箱が3個並んだ機器がVVVFインバータ制御を行う装置で、KATO製の205系シリーズでもこれが再現された。床下機器パーツとしては新規で設定されたものである。

総評

 武蔵野線の205系で大多数を占めることになる5000番台が製品化され、205系のシリーズの充実が図られたのは喜ばしいことである。同車の一番の目玉であろう、床下のVVVF装置の再現に部品が新規設定されたのも好ましい。製品もこれまでどおり定評のある仕上がりとなっている。引っかかる点があるとすれば、やはり弱冷房車表示なのかもしれない。

参考

 このページを編纂するに当たり、下記サイトを参考にした。

戻る

本ウェブサイトに掲載している文書・画像等の無断転載を禁じます(リンクバナーを除く)。
キットの製作や模型の改造といった作業の実践は自己責任であり、状況によってはメーカー保証対象外になる可能性があります。
本ウェブサイトの利用により、いかなる損害が発生しましても、一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

©2002-2008 Copyright by YUHIKO. All rights reserved.