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トップREADYMADE  > JR東日本103系・武蔵野線(E38編成)

JR東日本 103系 武蔵野線
八王子支社豊田電車区(八トタ)所属E38編成

カトー 品番:10-312 新103系 オレンジ 4両セット+単品4両
ページ作成:2005年6月20日
ページ更新:2007年7月30日

 KATO製品の新103系で揃えた8両編成であるが、先頭車は非ATCタイプとなっているものを選択している。

路線紹介

 南武線・府中本町駅を起点とし、埼玉県南部主要都市内を横断、千葉県内に突入し総武線・西船橋に至る営業キロが71.8kmの外郭環状路線。1973(昭和48)年に開通し、当時の国鉄の最新技術を結集して建設された路線である。「山手線に貨物列車を走らせない」ことを目的として貨物線として計画された。沿線住民からの要望もあり、101系1000番台(武蔵野線特別仕様車)による旅客列車を運行することになった。首都圏北部へ伸びる主要幹線との乗換駅が多数存在していることから沿線はベッドタウン化が進んでいる。年々旅客輸送量も増加の一途を辿り、現在では立派な通勤路線に成長した。「山手線に乗らずに通勤できる」という利点が生かされ、首都圏の貨物と人の流れを変えたことは評価に値するであろう。物流の変化で貨物列車が減ったといわれる現在でも、相変わらず旅客列車と貨物列車は交互に走っているのが特徴である。

 京葉線開通後は西船橋から東京方面および海浜幕張方面へ乗り入れを行っており、幕張メッセ、ららぽーと、東京ディズニーリゾートなどへのアクセスも充実している。また、武蔵野線沿線にはなぜか公営ギャンブル施設が多数存在していることでも有名である。そんなわけで、休日は様々な夢を抱いた乗客で賑わっており、「むさしのドリーム」は大げさなネーミングではなさそうだ。

実物車輌情報

 武蔵野線にはかつては多くの103系が在籍し、主力車両となっている時代があった。武蔵野線にはそれまで使われてた101系1000番台を置き換える形で6両編成(4M2T)で導入された。1990年頃から、205系の導入に合わせて8両編成化された。いずれの編成も、動力車と付随車の比率が6M2Tの強力なもので、トンネル区間が多いことなどから地下鉄仕様に近い。2003年以降、E231系などの投入で山手線や総武線で余剰となった205系が編成を組み換え、VVVF化改造を行って5000番台となり、順次武蔵野線に転属を開始した。その影響で103系は続々と姿を消していった。殆どは廃車となったが、E38番編成はJR西日本へ、一部の編成はインドネシアに譲渡された。

 国鉄時代は東京西鉄道管理局豊田電車区(西トタ)に所属していたが、6両編成だったため五日市線などと共通運用となっていた。国鉄時代末期は他線から転属してきた車両が多数混在したため、オレンジ色以外の車両が混ざって連結される「混色編成」状態がよく目にされた。JR化後は東京地域本社豊田電車区(東トタ)、八王子支社発足後は八王子支社豊田電車区(八トタ)、2004年3月からは千葉支社京葉電車区(千ケヨ。同年4月に京葉車両センターに名称変更)に所属していた。

photo撮影日:2003/04/06 新座駅
(クハ103-828側)

 E38番編成は、元は中央総武緩行線で使用されていた10両固定編成で、2000年12月の武蔵野線増発(京葉線・海浜幕張乗り入れ改正)に併せて千葉支社習志野電車区から豊田電車区に転属となった。その際、中間のサハ103を2両抜いた8両編成となっている。転落防止幌(外幌)の取り付けは習志野電車区に在籍していた当時に施工されているが、妻面の窓は埋められてはいない。各車ともに客窓はユニットサッシとなっているほか、屋根上や床下などはほぼ原型であり、全体的に整っている姿であることが特徴である。

 E38編成に属する車輌の簡単な経歴であるが、先頭車は当初豊田電車区の中央快速線用として製造された103系の最終増備グループである。高運転台となっていながら、ATCの搭載を行わなかったために運転室扉の後ろには戸袋窓がある。後に、習志野電車区へ転属し長らく中央総武緩行線で使用された。また、中間車のモハユニット3組はナンバーが見事に連番となっており、製造時からほぼ同じ編成を組み続けていることが見て取れる。これらの中間車も、習志野電車区に属し中央総武緩行線で使用されていた。

photo撮影日:2005/06/25 西八王子駅
(クハ103-821側)

 2005年6月25日に三鷹駅・三鷹電車区75周年記念イベントが行われ、その際にE38編成は三鷹〜高尾を一往復する臨時快速「三鷹電車区75周年記念号」の運用に充てられ話題となった。その後、JR西日本に売却されることが決定し、同年7月25日に運用離脱後、同月28日に吹田工場へ向けて甲種回送が行われた。

編成図

1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車
クハ103 クハ103 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 クハ103 クハ103
クハ103 クハ103 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 モハ103 モハ103 モハ102 モハ102 クハ103-1203 クハ103-1203
クハ
103-821
(Tc)
モハ
103-684
(M)
モハ
102-840
(M)
モハ
103-685
(M)
動力車
モハ
102-841
(M)
モハ
103-686
(M)
モハ
102-842
(M)
クハ
103-828
(Tc)
← 東京・西船橋 東所沢・府中本町 →

内容

 ほぼ原型の103系だけで組成されている編成なので、KATO製「新103系(オレンジ)」のセットと単品を揃えることでお手軽に再現ができる。

 KATO製品の103系の所属電車区表記は「関スイ」となっているので、これが気になる方はインレタメーカーから発売されているものを適宜用いて「八トタ」もしくは「千ケヨ」に変更するのが良いだろう。ナンバーは府中本町側の先頭車クハ103-828だけ製品のままで大丈夫だが、他の7両は異なるのでこだわる方は適宜ナンバーをインレタで貼り直すのが良いだろう。また、外幌パーツを取り付けると実感的である。先頭車には無線アンテナパーツを取り付ける予定であるが、現在のところ見送っている。

模型写真

 これらを編成で揃えようとした当時、4両セットは店頭で見かけたので容易に入手できたが、中間車のモハが品切れ状態であったため仕方なく秋葉原の「ぽち」で4両を購入している。手に入れた中古品は前の所有者によって連結器がKATOカプラー密連形Aに交換されていたため、新品で購入した4両セットのカプラーも交換した。なお、実質同じ車輌を複数購入しているので、側面写真は必要最低限のものだけを掲載。

ケースに入れた感じ。 連結して並べた様子。
クハ103

クハ103

 高運転台ながら非ATC搭載となっている制御車。

モハ103

モハ103

 パンタグラフ付きの中間電動車。

モハ102

モハ102

 パンタグラフ無しの中間電動車。

 比較的安価で8両編成を揃えられるのがKATO製品の魅力である。

総評

 製品そのものは、KATO製品の安定さをまざまざと感じさせる一品であった。Nゲージ入門にも103系は無難な車輌だったといえる。

 この編成を2005年4月に開催された運転会で走行させたところ、大変安定した走行を見せていたほか、終焉が近い武蔵野線の103系ということもあって好評であった。

参考資料・文献・URI等

この編成を作成するにあたり、下記の資料を参考にした。

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