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恒例となったジェイアール船岡運転所の運転会であるが、第6回総会は2007年5月中旬に開催された(→事前の告知情報)。10日から設置準備が開始され、11日は試運転ならびに公開前最終確認とし、12日と13日は一般公開となった。参加メンバーは基本的に高校の同窓生で、スケジュールの都合で入れ替わりもあり、一般公開日は両日ともスタッフが20名前後となった。本線に付帯する線路等のインフラ設備の大半は船運所長が所有するものであるが、横浜支所(神奈川)、大宮支所(埼玉)といった各メンバーからの提供もあって大規模な線路配置が実現した。
開催場所は例年と同じく宮城県美里町(旧・小牛田町)北浦地区公民館であるが、前回の混雑状況などを踏まえて今回は多目的ホール(体育館)の利用許可を得ることができた。
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基本的には移動式の会議用テーブルを並べ、その上に大手メーカー謹製の線路を組み立てたレイアウトとしている。いずれもアナログ線となっている。
体育館の1/3くらいをメインの組立式レイアウトが占めている。写真には写っていないが、奥の床には後述の新幹線企画も設置されている。
一部にモジュールレイアウトも導入している。撮影ポイントとしての利用価値が認められている。
今回は路線が増えたので、概要をまとめた。なお、当サークル(ジェイアール船岡運転所)では、9mmゲージを在来線、16.5mmゲージを新幹線と呼んで区別している。
一部ではあるが、駅や関連施設などの写真は以下の通りである。
船岡本線のメインの駅で、信号(ポイント)管理といった指令所の権限を持つのもこの駅である。車庫から出庫した列車は一旦この駅を経由して本線に入る。3面8線で、従来はそのうち7線が船岡本線に使用されていたが、今回からは6線となった。これは谷地線が増発に伴って当駅で交換を行えるようにするため2線を使用することになったための措置である。
ちなみに、船岡本線の内回り線のさらに内側には競合路線である神奈川線の船岡中央駅がある(左写真上方奥)。2面4線程度の設備を有しているとみられる。
駅構内ならびにホームの長さはご覧の通り、東海道新幹線300系が16両編成でも十分に停車できる有効長となっている。ただし、これを応用(悪用?)して2〜4両程度の短編成の列車が1つのホームに2本以上連続して入ってしまうことがある。
車庫に隣接している中間駅が陸前船岡駅で、島式ホームが2面、4番線まである高架駅となっている。低速の列車は当駅で退避することになる。信号所の機能(ポイントの管理)は船岡中央駅で一括管理しているが、ときどきそのポイントが動作せず退避ができないことがある。
車庫のそばに建っている船岡運転所の詰所である。このところ、車庫がどんどん拡大しているため、当該列車の乗務員室に向かうには自転車どころかセグ○ェイの一台でも必要なのではないかと思われる状況である。その車庫からは船岡本線の列車が出庫していくが、その傍らで間合い運用で谷地線が運行されている。
車庫の様子を空撮で捉えた写真。ご覧の通り、多種多様な列車が待機し、常に本線へ出ることを目論んでいる。なお、来場客のリクエストの受付はここで行っており、車庫にいる列車の中からリクエストがあった列車は優先的に出庫する。
船岡本線は出庫線と繋がっている内回り線に多くの列車が出庫して供給過多となりやすい。そのため、内回りの列車を一旦収容して折り返し、外回り線に転線させるための埼玉線が建設された。船岡本線から分岐するとすぐに終点の北浦和駅(仮称)に到着する。2面6線を有し、ゲリラ的に外回り線へ列車を出庫させるチャンスを窺っている。
船岡本線の地上区間に点在する踏切のうち、第二鎌倉街道踏切が第1種甲踏切に昇格した。これにより踏切での事故が減ることが期待される。しかし、列車本数が増えたことにより開かずの踏切現象が発生しており、いつになったら踏切が開くのか、下りたままの遮断機を見つめる日々が増えそうだ。
船岡空港が開港した。写真はその空港ターミナルビルである。船岡空港へは谷地線が延伸して乗り入れ、空港アクセス路線としての役割を担うことになった。これと時を同じくして、神奈川線の支線である京急船岡線も開通し、競合区間となっている。
第6回総会にして突如出現した、船岡本線のライバル路線が神奈川線である。船岡本線と連絡線が設けられるとの噂があったものの、結果的には完全に独立して運用されている模様だ。その名の通り、神奈川県や静岡県方面のJR線の電車が多く見受けられるのが特徴である。
神奈川線の車庫を見れば東海道線関係車が多いことが伺える。これは東海道新幹線700系と東海道本線113系が一緒に車庫に停められている瞬間を収めた写真である。
こちらは新幹線企画(HOゲージ)のエリアである。会場が体育館となったことで、所員が隠し持っていた秘蔵コレクションが日の目を見ることとなった。下記写真の他、キハ82系や185系といった国鉄の列車が確認された。
スカイブルーの103系とすれ違う485系、ヘッドマークは懐かしい「つばさ」である。
いそご車輌さんの協力で国鉄103系の実物運転台を改造したコントローラーを設置した。内回りはこの実物運転台で操作し、体験運転もここで行うこととなった。
今回の運転会は下記の新聞記事にて紹介された。
さて、Page 2、Page 3と続きます。
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