見学用のスペースは研修室入り口から横へ陸前船岡駅沿いに配置。写真には写っていないが、写真右端から手前に掛けてのL字スペースには、子供向けに運転体験コーナーも用意した(後述)。
当初の予定では事前告知にあったように路線などのテーマを決めて、特定の列車を走らせることになっていた。しかし、来場した子供たちに人気がありそうな新幹線や在来線特急列車、ジョイフルトレインやSL列車を中心に本線を運行することとなった。もちろん、ヤードに留置してあるそのほか一般的的な列車も、リクエストに応じて出区となった。なお、支線の谷地線は短編成の列車を、ヤードの入換を行う操車担当の手が空いた時間に運行する形となった。
やはりちびっ子たちの人気の的は新幹線で、特に東北新幹線や山形新幹線は会場が宮城県だけあって注目度が高い様子であった。また、仙台からも乗れる常磐線のスーパーひたち、JR貨物仙台総合鉄道部所属のEH500(桃太郎)牽引のコンテナ貨物列車も人気があり、特に貨物列車へのリクエストが何度も聞かれたのが特筆される。これも地域性の表れなのかもしれない。
他の地域の列車では、北越急行681系「SNOW RABBIT」(はくたか)、253系「成田エクスプレス」、373系「ワイドビュー」、ブルートレイン各種、D51-489牽引客車列車といった特急・イベント系の列車、E231系/205系山手線、209系500番台京浜東北線、江ノ島電鉄といった全国的にも知名度が高い路線の電車などの人気が高いようであった。
多数の来場者を迎え、会場内に入りきれない方もおり、やむを得ず窓の外からの見学になってしまった方もいたのには恐縮であった。
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