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東武鉄道10050系

 高校生の当時、通学に使っていた電車、10000系6両編成(4両+2両)による普通浅草行きを再現しようと思って購入したGREENMAX製品。塗装済みキットというところがポイントである。

ページ作成:2005年05月01日
ページ更新:2008年01月02日

実車に関する情報

路線紹介

 東武鉄道は、神奈川を除く関東一円に鉄道路線を持つ明治30年創立の民間鉄道会社(私鉄)である。大手私鉄であり、日本全体では近鉄と名鉄に次ぐ第3位、関東でも第1位の路線網で、その距離は463kmにも及ぶ。路線系統は2つに大別され、浅草を起点とする伊勢崎線・日光線などの東武本線系統と、池袋を起点とする東上線系統が別々に存在している。路線によって、通勤・通学輸送、観光輸送、地域間輸送など、異なった性格を持つ。

実車解説

 10000系列は有楽町線乗り入れ用の9000系に次いで登場したステンレス車体の地上線用の通勤型電車である。基本的には8000系の後継として製造され、車両数では8000系には及ばなかったものの、現在では本線と東上線では主力形式となっている。

 初期車は9000系とほぼ同様の車体で本線には6両固定編成と2両固定編成が、東上線には10両固定編成と8両固定編成がそれぞれ配備されている。増備を重ねる際にモデルチェンジが行われ、後期車は側面のコルゲートが少なく、正面のデザインは6050系や8000系更新車と同様に1980〜1990年代の流行である窓周りを黒くしたデザインを採用している。これら後期車は下二桁の製造番号に30番台、50番台、80番台の番号が付与され10030系、10050系、10080系の3グループに区別されている。ただ、後期車3グループは、パッと見では区別がつきにくい。簡単に見分ける方法としては、10030系と10080系が分散式クーラーであるのに対し、10050系はクーラーが連続していることや車椅子スペースが設けられている点にある。また、10030系は4、6、10両固定編成が存在するのに対し、10050系は2、4。6両固定編成となっている。10080系は東武初VVVFインバータ制御を用いた試作車で、4両固定1本(11480F)のみが存在し、床下機器を見るか走行音を聞けばわかる。ちなみに、このVVVFインバータは後に100系(スペーシア)で本格採用された。

 今回作成したのは、10050系の中で2両固定編成になっているモハ11250形とクハ12250形の2両である。2両固定編成は10000形(初期車)と10050形にしか存在していないほか、東上線系統には配属されておらず、本線系統のみで見られる編成である。

※いわゆる「クモハ」は東武では「モハ」と表記される。

編成図

モハ11251 モハ11251 クハ12251 クハ12251
モハ11251 モハ11251 クハ12251 クハ12251
モハ
11251
(Mc)
クハ
12251
(Tc)
← 浅草・北千住 伊勢崎・東武日光 →

 東武鉄道における最小編成。支線ならびに閑散区域で使用できるほか、ラッシュ時の増結用にも使えたりして、なにかと便利なユニットである。土休日ダイヤでは2両固定編成を3本連結した6両編成が良く見られる。

はじめに

さくらや

 高校時代、友人らと一緒に新宿散策へでかけたときのこと。さくらやにホビー館ができたというので入ってみることとしたのであった。20%オフという値段設定に惹かれ、せっかくだから買い物をしよう、と思い立って購入したのが、GREENMAXの「東武鉄道10030(10050)系先頭車2両セット」である。

製作記事

 今回は、ボディに最初から塗装が施されているいわゆる塗装済みキットである。

 なお、このキットは、ボディをランナーから切り離したら、ナンバーおよび社紋のデカールの転写、優先席および車椅子ステッカーを貼り付け、表面保護スプレーを吹き付ける作業を先に行うことになっている。そして、組み立て作業を始めるのが正しい手順となっている。下記の手順はそれを無視して行っており、必ずしも正しいわけではないので、実際に製作を行う方は十分注意し、説明書に従って作業を行うことを強く推奨する。

材料

  • 東武鉄道10030(10050)系先頭車2両セット(GREENMAX
  • 台車/SSタイプ×2両分(GREENMAX
  • PT48パンタグラフ×1セット(GREENMAX
  • GREENMAX鉄道カラー(番号)/乗務員室:京阪ライトグリーン(34)、テールランプ:赤(Mr.Colorあたりが良いらしい)

 別売り製品をあまりたくさん買い込まなくてもよい、という点が大きい。また、塗料も京阪ライトグリーンだけだったり。

※購入当時は台車とパンタグラフは別売りとなっていたが、現在のセットはこれらが付属しているトータルセットになっている。

組み立て/加工

 何も難しいことはなく、塗装の済んでいるパーツをランナーから切り離して接着すれば良い。ただ、注意すべきこととしては、「塗装済み」だからこそ、接着剤のはみ出しは厳禁であるということだ。せっかくの塗装も接着剤で剥がれてしまうからである。

 ボディ、屋根、クーラー、床板、床下機器に至るまで、みんな塗装が済んでいる。窓ガラスもはめ込み式であり、特別な加工は必要ないと見られる。ただ、この窓ガラスのはめ込みは少々きつかったと記憶している。

塗装

 塗装済みキットでどこに塗装がいるのか。当初疑問に思ったが、実は乗務員室と客室とを隔てる壁パーツが付属していて、これの乗務員室側を京阪ライトグリーンに塗装する必要があるのだ。塗装が終わったら中の窓ガラスパーツにゴム系接着剤で取りつける。壁パーツは濃いグレーである。気にならない人は塗装しなくても良いかもしれない。

ステッカー、デカール

 行き先方向幕、列車種別のステッカーを貼り付ける。先述した通り、高校の朝の通学でいつも利用していた「普通」「浅草」とすることにした。余談ではあるが、ダイヤ改正に伴い、私が利用していた時間の列車は「普通」「北千住」になってしまったのだが、当時のGREENMAXのステッカーには北千住行きは用意されていなかった。

 特徴的なこととしては、正面用のステッカーは窓ガラスの内側から貼りつけるようになっていることである。10030形以降の10000系は、フロントガラスが行き先方向幕までかかっているためである。ちなみに、側面の方向幕ステッカーは大き過ぎ。貼らない方が良いかも。

 また形式番号が描かれているデカールを貼ることになっているのだが、こちらもスケールオーバーな気がする。そんなわけで、貼り付けは今のところ見送っている。

表面保護

 表面保護スプレー(クリア)の使用は見合わせている。

その他

 動力ユニットは、今後購入予定の10030(10050)系4両トータルセットもしくは、4両基本セットを購入する際に一緒に購入し、連結することと考えている。買おうと思って既に数年が経過しているが…。

作品画像

モハ11251

モハ11250

 浅草側の先頭車。増結目的なのでアーノルドカプラーのままにしてある。

クハ12251

クハ12250

 伊勢崎側の先頭車。製作当時、2両固定編成は伊勢崎側の車輌に限りシルバーシートが設置されていた。

全景

全景

 2両編成のままだと、支線区での運用か、増結待ちくらいにしか見えない。なお、実物が2両で走っていると、なんとも模型っぽく見えるのはなぜだろう。

 2008年1月1日にポポンデッタ川口店にて撮影。

 東武の通勤列車は小刻みな編成の組み合わせで設定されている。数セット購入し、2〜10両編成の範囲でいろいろな組み合わせ方法で編成すると楽しめるであろう。最小は本線系統である2両編成、最大は本線と東上線で運用されている10両編成である。

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