しらこばと車輌工場

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JR東日本 103系 中央・総武緩行線

先頭車の並び
▲とりあえず、先頭車の並び。

 GreenMax製品、KATO製品、TOMIX製品、WIN製品の4社の103系を混ぜこぜにした編成で、一体何がしたかったのか理解に苦しむ組み合わせとなった。そもそもの発端は、余ったGM製品のクハ103をどうするかということであった。

路線紹介

 中央・総武緩行線とは、千葉〜秋葉原〜御茶ノ水〜三鷹間の総武本線と中央本線の区間を走行する各駅停車の電車のことで、要するに黄色い電車である。千葉〜錦糸町間が総武本線、錦糸町〜御茶ノ水が総武線(事実上の支線)、御茶ノ水〜三鷹が中央本線という区分けになるのだが、深く気にすることはなかろう。

実物車輌情報

 同線での103系の運用は1979年から始まった。それまでの101系を置き換える形での導入となっている。その後、201系や205系などの導入も相次いだ。しかし、2000年頃から103系での故障ならびに遅延が発生することが多くなっていたと記憶している。JR東日本はE231系の導入を開始し、2001年3月までに同線から103系は完全に撤退している。最末期、同線の103系は千葉支社習志野電車区管内に在籍していた。

模型の編成図

 模型は余った先頭車に中間車やらなんやらを補って無理やり10両編成にした。模型の都合上、実在しなかった編成である。

             
クハ103 モハ102 モハ103 サハ103 モハ102 クモハ103 クハ103 モハ102 モハ103 クハ103
○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ●● ●● ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○
←三鷹・中野・御茶ノ水 錦糸町・津田沼・千葉→

模型各車

 コンセプトは、「各社製品の寄せ集めと改造で作る103系電車にありそうな要素の集合体」である。ヘッドライトやテールライト、そして室内灯の点灯はないので、走行の際に電気を使うのは動力車のみという大変エコノミーな仕様である。トレーラー車には集電の機構が無いため台車の抵抗も少なく、運転会の際には10両編成にしては敏速な走りが期待される。

クハ103

クハ103

 高運転台の先頭車はGreenMax製品のキットを組み立てたもので、ATCタイプとするため運転室後ろの戸袋窓は埋めることにした。まだまだ窓埋めの工作技術は未熟だなと痛感させられる。
モハ102

モハ102

 ユニットサッシの中間車の電動車ユニットである。GreenMax製品の一体成型のキットであるが、クーラーが無かったのでAU75クーラーパーツを屋根中央に設置している。
モハ103

モハ103

 上記のモハ102とユニットを組む。GreenMax製品の一体成型のキットで、AU75クーラーパーツを後付けしている。
サハ103

サハ103

 KATO製品の「103系一般形」セットに含まれている非ユニットサッシのサハ103である。気分的にAU712クーラーの搭載としたが屋根上にSIVが無いものとした。そのほか、サッシに色差しを施している。
モハ102

モハ102

 KATO製品の「103系一般形」セットに含まれている非ユニットサッシのモハ102である。気分的にAU712クーラーの搭載とした。サッシにはガンダムマーカーで銀の色差しを施している。
クモハ103

クモハ103

 KATO製品の「103系一般形」セットに含まれている非ユニットサッシのクモハ103で、動力車となっている。製品は新動力に変更になったものである。クーラーはAU75を載せ、無線アンテナもGMパーツから取り付けることにした。ヘッドライトは製品の1灯のままである。サッシにはガンダムマーカーで銀の色差しを行った。
クハ103

クハ103

 KATO製品の「103系一般形」セットに含まれている非ユニットサッシのクハ103である。クーラーはAU712のパーツを取り付けたが、SIVは載せなかった。そのほか、無線アンテナの取り付けと、サッシへの色差しを行っている。ヘッドライトは1灯のままにした。
モハ102

モハ102

 ボディだけTOMIX製品で足回りがWIN製品という謎のモハ102である。新宿のさくらやにモハ102のボディがばら売りされていたのを購入した関係でこうなった。
モハ103

モハ103

 WIN製品のeシリーズである。上記のモハ102とユニットを組むことにしたが、こちらは窓が非ユニットサッシであるため、寄せ集め編成であることがバレバレの組み合わせとなった。
クハ103

クハ103

 GreenMaxの103系低運転台キットにあるクハを組み立てたもので、ヘッドライトは当初から2灯のボディである。関東地方では少数派の形であるため、習志野電車区に実在したクハ103-188のつもりで作成した。

参考資料・記事・URI

 この編成を作成するにあたり、中央・総武緩行線の103系に関しての調査として下記の資料を参考にした。

(順不同)

あとがき

 色以外に統一感の無い10両編成となったことは否めないが、既製品だけで10両編成を組成するよりかは多種多彩な車輌が集まって面白いことになっているのではないかと自負している。まぁ、遠目で見ればわかるまい。こんな編成は実在しないなどとツッコミを入れられても、断固として中央・総武緩行線であると言い張ることにする。

車輌ケースに入れるとこんな感じ
▲一目見た感じならふつうの10両セットであるが…。

 そんなわけで、たまには混ぜこぜ電車を作って遊んでみるのも悪くないかもしれない。

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